LIVE812のライバーが頂点を目指す「トップライバー決定戦」。
シリーズ「トップライバーインタビュー」は、LIVE812の最前線で活躍しているライバーの過去・現在・未来に迫るインタビュー企画です。
今回は、アコースティックギターの弾き語りライブが人気のミナミムラソデコさんに、ライブ配信、そしてリスナーへの想いについて話をうかがいました。
いろんな偶然が重なってライバーになった
まずは、ミナミムラソデコさんがLIVE812のライバーになった経緯から。

実は今年の3月にインフルエンザ・4月にコロナウイルスの疑いがあって、ずっと家でお休みしていたんです。
その時期に他のライブ配信アプリで配信をしていたんですが、友達の知り合いからLIVE812を紹介されて、ライバーになりました。

それまで音楽はされていたんですか?

大学では軽音サークルに入っていましたが、卒業してからはほとんどしていなかったですね。
2年前にアコギを買って、趣味の範囲で弾き語りをやっていたぐらいです。
ライブとか本格的な活動はしてこなかったですね。
だから、タイミングとかいろんな偶然が重なって、ライバーになれたんだと思います。
最初は人のいないライブ配信だった

LIVE812のライバーになる前に使っていたアプリとLIVE812で、違いはありましたか?

前に配信していたところは、フォロワーや親しい友達だけが観に来るようなアプリでした。
LIVE812のように、配信中のライバーが一覧で出てくるようなアプリは初めてでしたね。
おかげで会ったことない人が観に来てくれる機会はとても多くなりました。
でも最初は、誰もいない配信をしているみたいでしたね。
視聴者数は、今まで配信を観に来てくれていた友達も含めて3〜5人ぐらい。
細々とやっていました(笑)

LIVE812での活動当初はひっそりと活動されていたミナミムラソデコさん。
しかし、あるイベントの参加で注目されるようになったそうです。

イベントに出演させてもらった時ぐらいから、ちょっとずつリスナーさんが増えるようになりました。
初めて参加させていただいたのは、ライブ配信を始めて1ヶ月ぐらい経った頃です。
LIVE812が主催する24時間イベントの音楽枠に参加しました。
その時、「歌うまコンテスト」という企画で2位をいただけたんです。
そこから、注目してもらう機会が増えましたね。
自分を追い込みすぎた8月のライブ配信

ミナミムラソデコさんのライバー活動において、語らずして通れないのは8月のトップライバー争い。
「1位を目指す」と宣言していた彼女は、当時何を思っていたのでしょうか。

8月は本気で1位を目指していました。
「1位になる!」って自分が1番思っていないと、絶対1位になれないと思ったんです。
自分で自分を追い込んでしまっていて、毎日順位を確認して一喜一憂していましたね。
緊張や不安で、ずっと気が張り詰めていました。
人気のライバーさんがたくさんいる中でなかなか上位に行けず、リスナーの方には焦りや自分の暗い部分をお見せしてしまっていたかも……。

その時、リスナーさんはソデコさんのライブ配信をどんな風に観られていたんでしょうか?

緊張感や焦りは画面越しでも伝わっていたんじゃないかなと思います。
明るい配信を楽しみにしてくださっている方には申し訳なかったです。
ただ、リスナーの方には本当に支えられましたね。
8月は毎日泣きそうになっていたんですが、いろんな人が「大丈夫」「絶対1位になれるから」って言ってくれて。
その度にうれしくて泣いちゃうっていう(笑)
数多くのライバーがしのぎを削るトップライバー決定戦、ミナミムラソデコさんの結果は惜しくも3位でした。

8月は1位を目指していて、リスナーさんもたくさん来てくれたのに結果は3位。
上には上がいるんだって現実を叩きつけられましたね。
でも、その時に考えが変わったんです。
いつか1位になりたいって気持ちは変わらないですが、今はもっとギターや歌を上達させて、いい曲を作って、少しでも多くの方に応援してもらえるようにコツコツやっていこうと思いました。
ミナミムラソデコにとって激動だった8月。
1位を目指す決意を書いた『革命』という曲は、今でも大切に歌っているそうです。

『革命』は、「私が1位になった時は革命が起きる」って信じて書いた曲です。
この時の気持ちは今でも忘れたくないので、ライブ配信の時は絶対歌っています(笑)
どうかこの震えよ 止まらないで どうかこの涙よ 流れ続けて 一生なんて一回 新しい景色を見てたい どうかこの震えよ 私を蹴り上げて 『革命』より
知らない人が自分の音楽を聞いてくれるのが嬉しい
8月は辛い時期も過ごされたミナミムラソデコさんですが、ライバーをやっていて嬉しかったことについてもお話をうかがいました。

出会ったことも、どこに住んでいるかもわからない人が、私の作った曲を聞きに来てくれること。
タイトルや歌詞を覚えてくれたり、「この曲好き」って言ってくれたりするのがめっちゃ嬉しいです。

ひとり、部屋の中で黙々と作っていた楽曲を知ってもらえるのが嬉しいと語るミナミムラソデコさん。

今自分が配信で歌っている曲って、元々は人に聞かせるつもりが全くなかった曲ばかりなんです。
Youtubeに投稿していたのも、誰かに聞かせるっていう目的は一切なくて自己満でした。

そうだったんですか!
ライブ配信ではたくさんの曲を歌われていますよね?

今でこそですけど(笑)
いろんな人が聞いてくれていることを、未だに信じられない時があります。
実体験を元にした曲、妄想で生まれた曲
ライブ配信では、オリジナル曲の弾き語りをされているミナミムラソデコさん。
ここからは、自身の曲作りについてお話をうかがいました。

ミナミムラソデコさんの歌を初めて聞いた時、すごく衝撃的だったんです。『shine 〜死ね〜』って曲なんですが、どういった経緯で作られたんですか?

『shine 〜死ね〜』は20歳の時に書いた曲ですね。
当時付き合っていた人に急にフラれて、ムカついたんです(笑)
20歳が恨み節みたいなのを歌っていたら面白いなって思って、とりあえず歌にしてみました。
最初は本当に「死ね」って気持ちで作っていたんですけど、ムカついたことを並べていったら「○○だしね」って口調が出てきて、どんどん歌詞になっていきましたね。
冷たいしね さみしいしね 何も考えてないのに 思い出すしね 悲しいしね もういいよ 楽しかったしね 嬉しかったしね まだまだ残っているのに あっけないしね 短いしね まあ いいや 『shine 〜死ね〜』より

そんな経緯が(笑)
ソデコさんは実体験で曲を作られることが多いんでしょうか?

いえ、自分の体験を曲にすることは少し……いや半分ぐらいですね。
妄想したものを形にする方が作りやすいです。

『海のうた』は、ある男の子が片思い中の女の子と海に行った時の曲です。
キラキラした目で海を見つめる女の子を見て、「自分もあの海みたいに彼女を包み込めたらな」「僕にも笑ってほしいな」って男の子は思うだろうな……と想像して書きました。
ストーリーを想像しながら曲を作るのは楽しいですね。
自分の実体験で書いた曲は気持ちが詰まりすぎて、ちょっと恥ずかしい時があります。
夢は武道館でソロライブをすること

ミナミムラソデコさんの夢を聞かせてください!

夢は武道館でギターの弾き語りライブをすることです。
正直、最初は「そんなの無理だろう」と思っていたんですが、リスナーさんが私の夢を応援してくださるようになって気持ちが変わりました。
リスナーさんと一緒に夢を追っている気持ちになって、今では絶対叶えたい夢に変わりましたね。
本当にリスナーさんの力って強いんだなって感じています。
リスナーは私の「輪郭」です

最後に、いつも配信を観てくださっているファンの方へメッセージをくださいました。

恥ずかしいな〜…いつも来てくれている方には、めちゃくちゃ感謝しています。
8月31日に『輪郭』って歌を書いたんですけど、みんながいてくれるから自分がいるんだよって気持ちが詰まった曲です。
今はみんながいてくれないと配信できないし、歌を作ろうとも思えない。
ミナミムラソデコの輪郭は、観てくれているリスナーさんが作っています。
本当にいつもありがとうございます!
夜を繋いできて良かったな あの日やめなくて良かったな 溶けて消えそうな少年よ 自分の形が見えない少女よ 夜を繋いできて良かったな あの日折れなくて良かったな 星になれない太陽が星を照らすように いつだって輪郭は 抱かれた腕の中 『輪郭』より
ライバープロフィール

ライバー名 | 🌻ミナミムラソデコ |
ID | @minasomaru |
配信時間 | 毎日 21:00〜23:00 (変更あり) |
@minasomaru | |
TikTok | @minasomarudx3 |